第7話


「うちの息子に関わらないで」


言い放たれた言葉に


また泣く、泣き虫な私。


「最後に、会わせてください。

それだけでいいんです。」


仕方ない、という顔をされながらも

部屋へ入る私。


そこには君がいたね。


「あれ?どうしたの?」


「最後に…抱きしめてください」


「女の子ってそうだよね!

いいよ、おいで」


さよならの意味もこめて


また逢えるかな?の意味も込めて


抱きしめてください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る