タイトル[よく電車の中にはヤバい人がいるよね]

絶望を超越するもの

タイトル[よく電車の中にはヤバい人がいるよね]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で昼飯を食いながら話をしていた。


「よく電車の中にはヤバい人がいるよね」


「朝の通勤ラッシュ時の電車にゲームを一人でしながら

大声で独り言しまくってガハハって笑う人や

陰キャって感じのガリガリの細メガネが

変な態勢で二席分座りつつゲームやって敵に負けたのか

クソっクソじゃねぇかよちくしょおおおおおってブツクサ叫んでいたり」


「天皇と世界の関係について演説を始めた老人とか

走行中にドアに体当たりを続ける奴とか

よくわからない下手くそな歌を壁に向かって

大声で歌い続けるおっさんとか色々といますよね」


「まあ俺としてはこの街は電車以外の

人もヤバい人ばっかりだと思うけれどな」


「例えばどんな人と出会うんですか?」


「フードコートで太ったおっさんに

「死人が生き返る」って自費出版っぽい本をお勧めされたりとか


そうやって二人が話をしていると突然銃を持った人々が現れた。


「「警察だ手を上げろ!」」


「こうゆうところとか?」


「こうゆうところとかだ」


そうして二人は警察によって連行されて行った。

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