第1話-⑱
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなり、体育の授業を終えた俺たちは教室へと向かう為靴を履き替える。
「つっかれたー体育ってまじで疲れるわ」
「そう言いながらちゃんとユズは体育するよね」
「そりゃ授業だからな」
「真面目…本当に見た目に反して真面目」
「あ"?なんか言ったか?」
「いや、なーんにも」
すると目の前から
「おおい!
声をかけるが俺たちの横を素通りする
「
もう一度声をかける。
「あ、
「は?なんで」
「
それだけ言って
「また、振られたね」
「変な言い方すんな」
「あの様子じゃ、
「だな」
「
本当に
優しいから心配なんだ。
さぁ…ここからどうしたものか。
気になって
「あ…」
声が聞こえた。
その声の方を見ると、アパートの廊下の先に両手に買い物袋を持っている
「あ…」
「今日も来てくれたの?」
「…まあ、様子見に?」
「…そう インターホン鳴らした?」
「寝てたら申し訳ないなと思ってまだ」
「あぁ…、
そう言って
「
すると中からバタンドタンと音が聞こえ勢いよく玄関の扉が開いた。
「
長袖のTシャツにスウェットの
「よっ」
挨拶をするが
「か、
「入るわよ、お邪魔します」
そんな
「様子どうかなって、どう?大丈夫か?」
「…あ、」
「そんな玄関で話さないで、入りなさいよ」
「自分家みたいな言い方して…」
「私の家でもあるわよ、誰が契約したと思ってるの。ほら、
そのやり取りを見て、俺は
「…どうぞ」
「ん、お邪魔します」
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