第1話-④
「そいつはたまに学校に来ては暴れて窓割ったり、教師ボコッたり、喧嘩したり、したい放題で でも
「
「ふーんよく分かんねーな」
俺はそんな話はどうでも良くて目の前にある大きなパフェにかぶりつく。
このファミレスのパフェは値段はそこまでしないのにクリームたっぷりのフルーツもふんだんに使われ豪華で、毎回は頼まないがたまに頼んでその美味しさに酔いしれる。
「お前まじで聞いてねーだろ」
俺にとったら本当か嘘か分からない事なんてどうでも良くて、ましてや
それから俺は学校へ行くと
特別何かを話すという訳でもないが、一方的に話す俺に初めは戸惑っていた
「はあ〜疲れた〜!」
一限から体育の授業を終えた日の昼休み。
俺は
朝から体育はまじで疲れる。誰だあんな時間割にしたのは…と心の中で悪態をつく。
パッと横を見ると涼し気な顔をして、紙パックの飲み物を飲む
「………」
「お前さ、昼それだけ?」
俺の言葉に反応し俺の顔を見る
「そうだけど…」
その言葉に俺は頭を抱える。
10代の健全な男子高生が昼は飲み物だけなんて有り得ないがこの
春頃からここ数ヶ月
「なに、お前お腹空かねーの?」
「ん〜、まあ…」
極端に食への執着がない。
「朝は?朝ごはんめちゃ食べるとか?」
「…食べない」
「夜は?」
「…夜は、お腹空いたらカップ麺とか?」
「は?」
こいつの脳の中枢おかしいんじゃねーの?
俺は3つある菓子パンの1つを
「ほら、食べろ」
「要らないよ」
「要らないじゃねーよ、食べなきゃ身体おかしくなんだろ 無理にでも食べろ」
無理やりにでも袋を開けた菓子パンを渡す。
俺の圧に負けた
その様子を見ながら疑問に思った事を口にする。
「なあ、夜カップ麺とか言ったよな。親は?親は作ってくれねーの?」
「……親、いないから」
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