第1話-③
「なに?お前、あの
クラス替えと始業式が終わり午前中で学校が終わった俺はいつものメンバーでいつものファミレスでいつもの放課後を過ごしていた。
今日の出来事を話すと
「何?なんかダメだった?」
その
「いや〜お前、
「…何が?」
「ユズ、
「あ、そっか そうだったわ
「何言ってんだよ んで、何?
「もう下の名前で呼んでのかよ」
「ユズ…」
短気で口の悪い
「
「それをお前が言うのかよ」
クラス替えで皆それぞれグループが出来ておりあまり人見知りのしない俺でも空気を読まずにズカズカと話しかけに行く程の鋼の心は持ち合わせていない。そこでひとりでいた
「
「あまり、良い噂は聞かなくてさ なんて言うんだろうね 中学では誰ともつるまずずっとひとりだったんだ」
「ふーん それの何がダメなわけ?」
「それが…」
言葉に詰まる
俺は頭にハテナが浮かんだ。
「それが、
「悪い?」
「恐喝に喧嘩、オヤジ狩り…それはもうやべえ事ばっかしてたって噂 人殺したって噂もあったな」
「なんだそれ…噂だろ?」
「まあ、さすがに人殺したのはただの噂だと思うけど、ほとんど学校来てなかったからな 本当の所は知らねー」
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