第4話 『灯台守の娘』
舞台は戦火にさらされた国境付近の村。戦禍を逃れようと村人たちが別の地へ次々と避難する中、1人だけ愛しい夫の帰りを待ってとどまる娘がいた。
娘は夫が夜に帰って来ても家路を迷わぬよう、灯台守のように家の窓辺に明かりを灯す。
そんな生活をずっと続けていたある日、娘の家に倒れ込むように押しかけたのは、敵兵の鎧をまとった若い男だった。
憎き相手を前に殺そうかと逡巡する娘だが、そうすると目の前の男と同列になってしまうかもしれず、ひとまず保護することに。そこから奇妙な共同生活が始まる。
ここから箇条書きなんですが。
・敵兵の若い男が、バラバラなタイミングであと2人やってきて、なぜか一緒に暮らす(傷だらけなので介抱してたら一緒にいるのが当たり前的になった)。
・3人の敵兵のうち2人は娘を好きになる(1人はイケイケ、初めに拾われた方は奥手)。
・しばらくして3人は、娘が出征して戻らぬ夫を待っていること、そのために無人の村に1人で残っていることを知る。
・夫の特徴を聞くと、お守りの房飾りを剣につけているとのこと。初めに拾われた方、村を囲む森の中で最後に殺した男を突然思い出す。
・初めに拾われた方、彼女の夫と交戦し殺してしまったという事実に愕然とする。
・どうしようもない罪の意識にさいなまれながら、それでも娘への想いを断てない彼は……。
『黒い剣のノクターン』もなのですが、男女比が男3~4人に対して女1人の組み合わせが個人的な黄金比率です(いきなり熱く語り出す)。逆ハーとかでなくとも、なんか一番落ち着きます。なんでだろう。
こういう救いのないめっちゃ重い、だけどもがくように切ない話も大好きです(鬼畜)。何なら読みたい。誰か書いてください←
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