リデルガ⑫
その瞬間、パチンっと音が鳴った。
その音と共に
「視みちゃだめだよ、
「ぇ…」
「あれ、私」
「俺ら…何してんだ?こんなとこで」
集まっていた数人の生徒は口々にそういってばらけていった。
「今の…」
「記憶を消したんだ、
「ごめんね、急に」
「
「いや、
-確か、お母さんの記憶も…。でもあの時はお母さんの頭に触れていた。
「俺、視線を合わすだけでも出来たの記憶なら消せるんだ。あの時はどうも。まだ自己紹介してなかったよね、俺は
「ところでどう?【学園】は」
「 ぁ、えっと」
「おおお!
その時大きな声が耳を劈く。
声のする方を見ると、そこには
「お前、学年上がってからあんまり学校来てねーらしいじゃねーか!」
「じゃあ、僕はここで。またね、
そういって逃げるように行ってしまった。
「って、おい!
「逃げられちゃいましたね、先生」
「やっぱり?なあんか避けられてんだよな~。あんまり学校も来てねーみたいだしよー。
「ええ~特には。ていうか先生もう担任じゃないじゃん」
「そうなんだけどよー、一度もった生徒はいつまでも気になるんだよ」
「ふーん、ていうか先生何故ここに?」
「いや、なんか生徒が集まってるって聞いて喧嘩か何か始まったのかと思ってな。六花のやつらか?処理してくれたのは」
「うん!ばっちり」
「…そうか」
追いかける事も出来たのに、それをしなかったのは
こうして
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