リアゾン⑩
見慣れた小さな一軒家。
周りには一軒も見当たらない。
ポツンと自然の中に佇む家。
車から降りると、
ブルーに近いグレーの髪を後ろで一つ纏めている。
「
「問題ないよ」
「じゃあ、行こうか」
化け物娘が居なくなって安堵するのだろうか。
そんな事ばかり頭の中で考えていた。
家の前から動けなくなっている
「何してんの…
急に名前を呼ばれビクッと身体が反応する。
-名前…いつ教えたっけ?
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