第3話:立ち塞がる〝読者選考〟!

えーまずはお詫びを。

相変わらずの二次予選敗退におきまして、自分のふがいなさに対して口汚く自分をなじってしまったのですが、お聞き苦しかった方もいらっしゃるかと思います。ほんとうにもうしわけございませんでした。


 さて、話題コロッと変わって、カクヨムコン10が開催されるそうです。


 カクヨムに参加していらっしゃる皆さんが、期待に胸膨らませてドキドキしている雰囲気が伝わります。


 まちかりは参加しません。いろいろと腑に落ちない点があるからです。それらを一つ一つ解析していきます。


 まず筆頭が


『読者選考』


 まちかりにはこれが解らない。


選考基準に書いてあります。

 

〝読者選考期間中のランキングデータに基づき、最も多くの読者の支持を集めた作品に授与されます〟


 カクヨムに万単位のPVや★を集めている方たちがいらっしゃいます。

そんな方々と、星やPV一桁の作者をどう比較していこうというのでしょうか?


 確かに読者のPVや★が集まるところには、マーケットがあります。当然売れ筋です。しかし今後数年間、数十年間を見越した時に目の前のマーケティングだけ追いかけるのはどうでしょうか、はなはだ疑問です。


 商売としては、確かにそこにお金の流れが発生するマーケットが存在します。当座の売り上げを確定するには必要な情報です。


 まちかりには恐ろしいビジョンがあります。


 実はカクヨムはヒット作を生み出せなければならない場所なのではないかと。

 ひたすら読者を増やし、PVを増やし、星を増やせる作者を育てるための場所なのではないかと。


 そうでないことを……カクヨムが小説を読んだり書いたりするのをいとしく思う人々の集う場所であることを、祈るのみです。

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