タイトル[人は言葉の意味を理解しないで壮大な言葉を使う]

絶望を超越するもの

タイトル[人は言葉の意味を理解しないで壮大な言葉を使う]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で昼飯を食いながら話をしていた。 


「人は言葉の意味を理解しないで壮大な言葉を使う、そうは思いませんか?」


「まあそうゆうところは確かにあるかもな地獄の様な

苦しみと言うがこの現世に地獄に匹敵する苦しみはないしな」


「後はよく簡単に人間は奇跡とか言いますけれど

奇跡って海を破ったりとか死者が生き返ったりとか

そうゆうのが奇跡だから奇跡と言われている

ほとんどのものが奇跡ではないんだけれどな」


「簡単に神と言ったりと何故人間は

こうも簡単に壮大な言葉を使うんですかね?」


「さあな、人間は馬鹿で自分たちのことを持ち上げたいからじゃないか?」


「この俺はこの世界の広さを知っていない

小さいものにこだわる存在であるからだと思っているな」


「確かに人間は小さいことに拘るな

何でもっと広い視野を持つことができないんだろうな?」


「視野は狭いくせに目標だけは大きくて自分の目の前にある幸せに

気が付かずに勝手に不幸になる、それが人間という愚かな生き物だからな」


「流石に少し言い過ぎじゃないか?」


「いやこれでも気を遣って優しく言っている方だよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

タイトル[人は言葉の意味を理解しないで壮大な言葉を使う] 絶望を超越するもの @qwertyuiop10025252

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ