オマケ(?):ウラバナシ

「ていうか、間宮さんって小5の時龍希と会ってたのかぁ」


「ま、そうだね」


「それだったら、多分俺とあってる気がするんだけど......?」


「残念でした〜、覚えてませ〜ん。私の目に龍希しか捉えてなかったんで〜」


......忘れられているって感じではないけど、そもそも眼中に無いって言われるのはちょっとムカつくなぁ......


「というか、私たち一応同小同中だったかんね? 知ってた?」


それはマジで知らんかったな。


「それはマジで知らんかったな」


思ったことが口に出る。


「ひっどぉ!? 世界一の美女のこと知らなかったん!?」


「いや違ぇだろ」


間宮さんは、少し笑ったあと俺に向かってこう言ってきた。


「真波、あんたさ、少しは自信持ってもいいと思うよ?」


「え? どうした、急に」


「そのまんまの意味だよ、多分わかると思うよ、じゃね、私はこれで」


そう言って、間宮さんは俺とは反対方面へと行った。


自信を持つ......どういうことだろ?

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