第28話

そんなことを思いながら、葛馬さんの顔を見ていたら


眠っているはずの彼の顔がほんのり赤くなった。



「もしかして‥‥‥起きてます?葛馬さん,,,」



「ああ。なんか視線を感じると思って、少し目を開けたら

       琴葉がこっちを見ていて、びっくりしたんだ」


「フフッ。そうでしたか、スミマセン」



私がそう言うと彼は、更に顔を赤くして


布団で顔を隠した。



私達は、その後の休日を葛馬さんの家で楽しんだ。


朝に母さんからの連絡を見たら


『午後も楽しんできていいわよ♡』


ときていた。


母さんは、なんとなく察したのか昨日の夜からそのようなメールばかり送ってきていて


見たときには、10件を超えていた。


そんなメールを見て私は、ため息を付いた。

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