第27話

気づいたら、朝の6時だった。


横には、全裸で葛馬さんが眠っていた。


葛馬さんの体は、すごく肉付きがよくガッチリしていた。


鎖骨や腹筋もゴツゴツしていた。


正直、美貌過ぎて目が痛かった。


柏樹先輩も,,,,


って、あれ?


私、今柏樹先輩のことを思い出してモヤッとした気がする。


しかも、葛馬さんといるときは、


なんか、全く柏樹先輩のこと考えなかったな。


なんだろうこのふわふわした気持ちとモヤモヤな気持ちって。



多分、この頃から私は、


柏樹先輩かしわぎせんぱいに似た葛馬かずまさん”じゃなくて、


”婚約者の葛馬かずまさん”のことが好きになっていたのだと思う。

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