第26話

葛馬さんが「もうそろそろ寝るか?」と聞いてきた。


私は、静かにうなずいた。


葛馬さんが立ち上がった。


私も、それに合わせて立ち上がった。


すると、突然お姫様抱っこをされた。



「えっ!ちょっ、どうしたんですか?葛馬さん!」



すると、少し息切れをした葛馬さんが甘い顔をして私を見た。


葛馬さんは、ほんのり顔を赤く染めていた。



「琴葉。無防備すぎる,,,,,,」


葛馬さんが初めて呼び捨てした言う驚きと


”無防備”という言葉に恥ずかしくて少し顔が熱くなったのを感じた。


私は、そのまま寝室に連れて行かれた。



そこからは、只々甘い時間を過ごした。


私は、初めてだったため最初こそ痛かったが


段々、慣れていった。


行為中の葛馬さんはいつものふんわりした感じではなかった


けれど、優しく私をリードしてくれ安心して身を委ねることができた。

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