第23話

とても高いものがたくさんあった。



台所もピカピカで料理器具とかも一式揃っていた。


でも、この台所のピカピカさはあまりにも不自然だった。


私は、恐る恐る葛馬さんに聞いてみた。



「あの、葛馬さんって自炊しないんですか?」



「えっ!あぁ、うん。自炊は‥‥‥‥全くしないねぇ」



葛馬さんは、少し恥ずかしそうにそういった。



また可愛らしい顔を見れた気がした。



「一回も使ったことがないんですか?」


「ああ、一度もない」


「お料理はできるんですか?」


「いやぁ、これがからっきしですね」


「じゃあ、今晩は私が作りますね!」


「でも!「いいですから、着替えてくるなりなんかしてきてください!

                 手伝いが必要になったら呼びますんで」


「分かった」



私は、ニッコリとして台所に材料を広げ始めた。



今日は、カレーライスを作ることにした。


鍋に材料を順番に入れていく。


食材の硬さを確認してルウを入れ,グツグツ煮込む。


そして隠し味を少し入れる。


,,,,,,よし、完成!

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