第13話

気がついたら、もう父さんの言う”宴”は終わっていた。


楽しすぎたせいなのか、とても短く感じた。



私は、幸せを噛み締めながら


自分の部屋へと戻っていく。




葛馬さん、柏樹先輩に似てたな。


葛馬さんと一応連絡先交換したけど、どんな事を話したらいいのかな?


葛馬さんは、私のどこが良かったのかな?


どうせ顔とかだろうし、内面なんて見てないだろうな。



すでにお風呂を済ませていた私は


寝る前に葛馬さんの事ばかり考えてしまった。


おかげで、翌日には寝不足で目の下にうっすら隈を作ってしまった。

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