第4話

時々、私は後悔をする。


あのとき、もしもあの人のことを好きになっていなかったら


今頃他の人と結婚して、親にも心配かけなかったのではと,,,,,,,




そんな事を考えながら仕事をしていると、


あっという間に終わってしまった。


「琴葉〜、あんたまた初恋の人のことを考えてるの?」


この人は、先輩の森晴菜もりはるな


「考えてないですってぇー!」


めちゃくちゃ考えていたのに反射的に嘘を付く。


すみません。晴菜先輩、私めちゃくちゃ考えていました。


「そう?まあでも、仕事が速いからどっちでもいいけど」



私は、彼のことを考えると異様にやることが早くなる。


おかげなのかどうかはわからないけれど、


仕事の速さでよく先輩たちに褒められる。

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