第19話

一度帰宅してまた出勤する。



会社につくと標的ターゲットが爆睡していた。

少しイラっとも来た。


私だって寝たいのに自分だけ寝やがって‥‥‥‥‥



あれ?殺すチャンスなんじゃない?

だって私この人を殺すために此処にいるのよ?


絶好のチャンスじゃない!



私は、カバンに常備をしていたナイフを取り出す。

そのままナイフを握り大きく腕を上げる。

彼の背中に向かって勢いよく腕を振り下ろした。その時だった。



「おい,,,,,。お前何してんだ,,,,」



標的ターゲットは、私の腕を抑える。



「何って,,,,,、見たとおりですけど?私は、あなたを殺すために此処に来ました」


「大人しく死んでくれませんか?」



私は、標的ターゲットを睨みつけながら言う。


標的ターゲットは、私の腕をそっと離す。

思いっきり掴まれていた腕は、少し痛かった。

力どんだけ強いのよ,,,,,。


そんなことを思っていると、標的は私にこう言ってきた。



「お前もしかして俺のことを知らずに殺しに来たわけねぇだろうな?

       だとしたら感心しねぇな。同じ”殺し屋”として,,,,,,,」



ああ、白那が言っていたことって本当だったんだ。

まあ、今の私には関係ないけど。

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