第18話

やるんだったらさっさと終わらせろ。


こっちの苦労も知らずに,,,,,,,,,,,


見ての通り、標的ターゲットは、全く仕事をしようとしない。

だからいつも、私が残業をして片付けているのだ。




________今日もかぁァァァァァァァァァァァァァァァァァ


また、残業か‥‥‥‥‥‥‥‥

今日は、帰るの0時になりそう。




あああああああ、終わらない!!!!!!

気がつくと時計は、3:00を指していた。

私は、眠すぎて、そのまま寝てしまった。



ああ、眠い。でも起きないと。

仕事終わってない。


あれ?無い。

あの山の書類はどこに消えたの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥?


そう思い、振り向くと

標的ターゲットが仕事をしていた。

いつも、きれいに着こなしているスーツも着崩れしていて、

いつものオールバックも崩れている。

デスクの上には、コーヒーとエナジードリンクの缶がたくさんおいてあった。


「龍介副社長?どうしたんですか珍しく仕事なんかしちゃって,,,,,」


「ああ、起きたのか,,,,いやぁ、これはだな、その、

 白那に「パシリすぎだ!」って怒られてな,,それで、戻ってきたら

 お前が寝てたんで,,,,,,,申し訳なく,,今、終わらせている,,,,,,,,,」


ああ、白那ありがとう!


やっと、目を覚ましたのかすごい勢いでパソコンを打っている。

私は、任せていいはずなのだがそこで帰るのも違うと思って、手伝おうとしたが、


「いい。俺一人でできる。蒼葉、お前は一回帰れ。臭いぞ」


少しは、成長を感じられたのに‥‥‥‥‥‥‥‥

もったいないことをする。


そんな気持ちと同時にイラついてもいた。

はいはい、臭いですよ!

ほんとにこの、標的ターゲットは!

私は、怒りながら部屋から出ていった。

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