第17話

気がついたら、朝の5:00になっていた。

ああ、昨日あのまま寝ちゃったのか‥‥‥‥‥‥。


メイクも落とさず寝ちゃった。

メイク直して、着替えて、ご飯食べて‥‥‥‥‥‥

あと、お風呂にも入らないと,,,,


そんなことを思いながら、脱衣所へ行く。


疲れたときに入るお風呂は格別で、とっても気持ちいい。


「ああ、気持ち〜」


声に出てしまった。



その後、朝食を食べ、メイクを直して、服を着替えた。

気がつくと7:00になっていた。

そろそろ行くか。


気分上々で会社へと行く。







__________ああ、標的ターゲットを甘く見すぎた‥‥‥‥‥‥。


あさは、るんるんで出勤した私も、

昼食の時間のときには、疲れ果てていた。


標的ターゲットは、自己中すぎる。


まず、平気で仕事をサボって受付嬢にカマかけに行く。

そして、私が注意をすると睨みつけてくる。

いっちょ前に睨みやがって!

次に、私をパシる。

何でもかんでもパシる。

まだ、コーヒーを用意をするとか、車の手配とかならわかるけど‥‥

肩揉みさせたり、靴を磨かせたり‥‥‥



白那の言う通り、気に入られているのだろうか?と思う。


「蒼葉〜!仕事飽きたー!」


ほんとにこいつは‥‥‥‥


「そんなこと言っていいんですか?

 次期社長のあなたが‥‥‥‥‥‥、いい加減にしてください」


私が短気な性格だったら、とっくに殺していると思う。


本当にこんな呑気にアクビしてるようなやつが

あの”狂狼きょうろう”なのだろうかと不思議でならない。


「もう知りません。社長に報告させてもらいますので」


「ええ〜、ごめんってばぁ。仕事ちゃんとしますよ」

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