はぁ、やっぱり自分お部屋が一番落ち着く。

ずっと此処に居られたらいいのに。

そんなことを思っているときだった。

「灑華（れいか）嬢ボスがお呼びです」

「わかった。すぐ行くと言って」

「御意（ぎょい）」

はぁ、行かなくちゃいけないのか。

あの、親父のところに、、、

うちの親父は、雅紀となっているのだが、

親父は、俗に言う”バカ親”と言うやつで、私も虎汰朗もうんざりしている。

けれど、さっきの師弟（してい）の声の感じからシて、恐らく

ピリピリシているのかもしれない。

私は、親父のもとに行った。

親父は、思った通り少し顔がこわばっていた。

「親父、話とはなんですか」

「仕事終わりで疲れているのを知っていて呼び出して済まないな」

「おまえ,,,,,灑華に話したいことは、仕事のことなんだ」

「新しい、依頼ですか？」

「そうだ、今回の依頼は黒竜印（こくりゅういん）級の依頼が入ってきてな。

　できれば、灑華には、頼みたくなかったんだが

　先方が”狂犬（きょうけん）”じゃなきゃ、うちの組を潰すと言ってるだ。

　灑華、これだけはわかってくれ、お前を活かせたくないのは本心だ」

「わかっています」

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