第3話 手湿疹
私は1日に何度も手を洗う。
それも薬用ハンドソープを使い、毎度丁寧に洗う。
理由はよくわからない。
でも、手が荒れたり湿疹が出るようなことはなかった。
皮膚疾患とは無縁だった。
コロナが始まり、さらに洗う回数が増えた。
さらにさらに、スーパーなど入退店の際のアルコール消毒。
それでも荒れなかった。
がしかし、やはり43の誕生日前後あたりから、
あれ?なんか手が痒い。
という変化から始まり、そこから手の指全部の間
がガサガサに荒れ始めた。
これがとにかく痒い。
眠りにつく頃が一番痒い。
そして寝ながら無意識で掻きむしっているらしく、
朝起きたら手に引っ掻き傷ができてるほど。
手の指の間から、手の甲まで痒くなる。
冬になると、そこから乾燥も加わり指の間がぱっくりひび割れ。
それでも手を洗う回数を減らすことができず、
とにかく手湿疹のクリームを頻繁に塗って過ごしてきた。
地味に辛い。
ある日、ずっと使い続けていた薬用ハンドソープを、気まぐれで石けん成分しか入ってないハンドソープに変えてみた。
私はとにかく石けんでもなんでも、丁寧に手が洗えれば良く、洗剤にこだわりはなかった。
石けんのハンドソープを使い始めて1週間、
気がつくと手湿疹が少しずつだが改善してきた。
乾燥もしにくくなってきた。
そのまま使い続けること1ヶ月。
なんと跡形もなく綺麗に湿疹もぱっくり割れも完治。
さらにさらに、洗面台の排水部分も定期的に掃除するのだが、薬用ハンドソープを使っていたときは、
ドロドロ汚れが必ず付いていて、専用ブラシで擦って掃除していたが、石けん成分のハンドソープに変えてしばらく経ったころ、排水部分にドロドロ汚れがほとんどついていなかった。
これには驚いた。
あくまで個人的感想なので、本当にハンドソープを変えたからなのかはなんともだが…。
薬用、除菌、汚れ落ちなど、色んな成分が入ったものが当たり前のように売ってるし、そっちの製品のほうが主流なのかもだが、昔ながらのヘチマとか、アロエとか石けんとか、シンプルな自然に近い成分だけで作られている製品のほうが良いのでは?
と最近思い始めている。
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