第32話0から明日へ エピローグ

任斗が言い終わると奏は「任斗最後に聞くけど準備は良い?」と言うと任斗はゆっくりと頷き「準備などとうに出来てます。」と少し震えながら言った。「任斗それじゃあ行くわよここに集まって」と言うので俺と任斗は頷き奏の所に行くと奏は「転移」と唱えると地面が光り始めた。


「着いたわよ。任斗ここに座りなさい。」と奏が言うと任斗は「はい、分かりました。」と言って魔法陣の上に立った。「最後に言い残すことはないのか?」とオレガノ聞くと任斗は「大丈夫です。」と言うと奏が「それじゃあね。任斗」と言うと任斗は「短い間でしたけどありがとうございました。」と言った。奏は頷き唱え始めた。「ダムナティオ・メモリアエ」と奏が唱え終わった瞬間任斗の身体が光を放ち人の姿から魂になった。

その魂に向かって奏は「もう次の生に逝きなさい。」と優しく魂に言うとその魂は消えて逝った。


「任斗はちゃんと逝けたかな?」と俺が聞くと奏は「きっと大丈夫よ。最後はちゃんと人間らしく逝けたとそう願うわ」と言うと後ろから足音が聞こえて「任斗さんは逝けましたか?」とエンジェルの声がしてすると奏は「ええ、任斗の意志で逝ったわよ」と言うと「それは良かったです。なら戻りましょうか。」とエンジェルが言い俺たちは受付の所に戻るのだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Myロード @Yoshida_yurei

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画