第31話0から明日へ

任斗は微笑みながら「これが私の過去です。」と言うと奏は「そう、それは大変だったわね。でも良くそんな状態で決心出来たわね。」と言うと「そうですね。私は逃げ出したいと思って薬に手を染めてしまった。それでも人間でいたいと思ったです。最後は人間として例えその先が何もなくてもそれでもあの日々が終るのなら死んでも良いとそう思えたんです。」と任斗は言った。「なあ任斗悔いはないのか?」と俺が聞くと任斗は少し悩みながら「そうですね、強いて言えば償いがしたかったことですかね。私はいくら洗脳されてたとはいえ抗うことは出来たとそう思ってしまうんです。あとは友人に患者をしたかった。こんな私を最後まで傍に居てくれたことそして私に決心をさせてくるたことそれに対して私は何もしてやれなかった。後悔ばかりが頭を過りますが死んでしまった私にはもう何も出来ない。エンジェルさんから話を聞きました。私があの世界行っても悔いは消えない。そして行けばまた嫌な記憶が蘇るかもしれない。だからもう良いんです。もう疲れたんですよ。この長い長い人生という道を だから楽にしてください。」と任斗は言った。「ならもう良いのね?」と奏が聞くと任斗は頷きながら「はい、もう楽になりたいのです。」と言った。


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