第18話 完成出来なかった者Ⅲ
「そう、なら行くわよ。結人貴方の心残りは私達が最小限の悔いにしてあげるだからどんな結末であれちゃんと次の生逝くのよ」と奏が優しく暖かい声で言うと「はい、案内するので転位お願いします。」と結人は言った。
「良い準備は出来た、名無しそして結人行くわよ 次元飛躍」と唱えるとまた地面が光出した。
「ここは?」と俺が言うと「ここは私が死ぬ前に造った会社です。社内は今どうなっているか分かりませんが構造は変わってないみたいなので私が案内しますので着いてきてください。」と結人が言った。案内されていとこ奏が「案外大きな会社なのね。元は五人からでしょ、結人貴方すごいのね」言うと結人は「私が凄いのではありません。私の為、ユイナの為そして同じ想いを持ちこれからここに入ってくる人達の為に皆が力を合わせて辛い日も協力しあって出来たのがこの会社なんです。」と言った。
「ああ、懐かしいここでよくユイナや皆と会議してたんです。会議の内容も今となっては大切な思い出です。」と会議室の中で喋っていると一人の女性が入ってきた。一人の女性が入ってくるなり続々と人が会議室に入って来たので「そろそろここを出ましょう。いくら私達が見えないとはいえもう私の会社ではないのでここに居ると彼らの邪魔になってしまう。」と結人は言ったので俺達もこの部屋を出た。出るなり奏が「結人貴方気づいた? 社長の札のところにユイナさんの名前があったの?」と言うと「ええ、気づきました。あの日夢を追いかけて居た少女がこんな大きな会社をまとめるトップになるなんて思いもよらなかったです。でも元気な彼女を見れて会社の状況も知れたので良かったです。」と結人が言うので「結人消えるのか?」と聞くと「はい」と答えたが奏が「結人まだ決断が早すぎるわ。」と奏が思いもよらないことを言うのだった。
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