第12話

夜の闇が深まる中、街の端にある魔王軍の駐留基地。地元の愚連隊がその周辺を不穏な空気が漂う。彼らは大胆にも基地の入り口に立ちはだかり、何かを要求するような様子だった。


駐留兵は厳重な態勢で立ち塞がり、挑発的な態度を見せる地元の愚連隊を睨みつけた。その対立は緊迫感を増していき、いつ火蓋が切って落とされるかのような緊迫した雰囲気が漂っていた。


「お前ら、魔王軍の領域に近づくな」と、駐留兵の指導者が厳しく忠告する。しかし、地元の愚連隊は言葉に耳を貸さず、ますます攻勢を強めていく。


「この街は我々のものだ!魔王の軍隊なんか要らない!」と、愚連隊のリーダーが叫ぶ。その声は街全体に響き渡り、周囲の住民たちもその騒ぎに驚きながらも、安全を祈るばかりだった。


駐留兵たちは譲ることなく立ちふさがり、愚連隊との間には目には見えないが、力強い壁が築かれていた。それぞれが主張を通そうとする空気が張り詰め、衝突寸前の緊迫感が漂っていた。


そこへグレートソードを担いだグレソが、お構いなしにツカツカと歩いてきた。

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グレソ バカ一代 おおやましのぶん。 @ooyama-shinobun

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