第40話
そろそろ戻りましょうかとお母さんがちょうど言った時だった。
「奥様、百合さん」
その声に振り返ると秋さんが真剣な面持で立っていた。
「組長がお呼びです」
「今行きます」
お母さんとの暖かい空気が一変した。なんだか、これから何かが起こるんじゃないか。そんな前触れを感じるほど自分の心臓がバクバクと動き出していた。
「失礼いたします」
お母さんの後に続き、さっきまでいた応接間に入るとやっぱり嫌な予感しかしなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます