第126話
頭を下げる秋。秋は俺と透に続いて武道は強い。その秋を時間稼ぎでも足止めしたんだ。実力者ということは確かだ。
何より…
見張りが追いかけてこないよう全員が1発づつ撃たれた足、遠目からも分かるほど鋭利なナイフで追跡不能にパンクさせられた秋の車。
「向こうの若頭、前組長より頭が切れるのは確かみたいですね」
「あぁ」
苛立ちを隠せない透の言葉通り、入念に計画されていたのは間違いなく。
そして実行できる力もある。
「外を巡回中だった奴らが車を追ってます。しかし…若頭相手なので振りきられるかと。この計画のために新しい本拠地を構えていると考えられるので情報を先に秋と集めます」
「行くぞ」
もちろん俺もやる。
早く百合を…。
透と秋に声をかけ、幹部部屋へと移動した。
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