第125話
「百合が目的か」
そう呟けば頷く二人。どうやら俺の出した答えは二人と同じだったようだ。
「秋、つけられてる気配はあったか?」
「いえ。百合さんをビルの前に降ろすまでつけられてることはなかったです」
透の質問に答える秋。
秋に分からないようにつけるのは至難の技。だから向こうもつけることはしないで百合が降りた後の一瞬を狙ったか。
見張りにぎりぎりまで気付かせないようにするために、勢いよく車も走ってきた訳では無さそうだ。
「秋を動けないようにするために三人投げてきたな。そいつらは?」
「申し訳ございません。俺の足止めには充分な力量でした」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます