第67話
「直樹がタバコ吸う時に百合さんにも声をかけたのか、一緒にビルの前に出てました。俺らの視界にも入るので様子は見てたんですが…。
申し訳ありません。
殺気を感じて走り出してるときに女が百合さんに投げつけ始め、間に合いませんでした」
「チッ…」
「クソが…」
俺の舌打ちと颯の声が聞こえたのか電話からは何も返ってこない。
「百合はどうしてる」
しびれを切らした颯がそう聞けば
「怪我してないと笑顔を見せてましたが…。女がどこから手に入れたのか百合さんの情報が書いてある書類を持っていて。詳しくは見てないので分かりませんが…。今ビルの中へ戻っていきました!直樹が後を追っています!」
「分かった。すぐつく」
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