第48話

思いだすだけでなんだか苦しくなってきた。


あの女の人たちの目…



「っ!!」



危ない…


一瞬目眩がした。



リフレッシュでもしようかな。エレベーターに乗り込み目指すは一階ホール。颯からは見張り役の組員さんのところまでなら一人で行ってもいいことになっていた。



外に出たくなった時、唯一私の出られるところ。最近では組員さん達とも仲良くなってきたし、お話しするのもとても気分転換だった。



一階につけば…、あれ?

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