第16話

「まぁ冗談でも聞いといてよかったわ。早く動いといてよさそうだねこれは」



早速席を立つ透さん。



「…すみません///」



なんとか透さんにそれだけ伝えれば



「ん?全然大丈夫だよ。悪いのは届けも挨拶もすっ飛ばそうとしてる颯だから。もう少しぐらい我慢しろよなぁ。俺らは構わない、むしろ嬉しいぐらいだけど、じいさん達がうるせぇんじゃねぇのか?」



「知るか」



「ハァー、お前は本当に…

あ?電話だ。悪い」



ため息をついて電話に出た透さん。どんなに軽口を叩いててもスタスタと電話片手に部屋から出ていくのはまさに出来る男だった。



雰囲気もガラリと変わるし…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る