第7話
「ごめん…なんか、この間から颯が格好良すぎて…話が…入ってこないや」
潤む瞳、震える声、はにかみながらのその返事にプツンと俺の中の何かが外れた。
「俺は悪くないからな」
「ひゃっ…颯!まっ…」
まだ開けてないカーテンからは、外の明るい日射しが隙間から薄ら降り注いでいる。時間なんて関係ねぇ。百合を抱く衝動をもう止められなかった。
「ん、颯…きもちい…よぉ…」
「クッ…、俺もだ」
百合の中へ入っていけば、もう訳が分からなくなっているのか、吐息混じりの素直な百合の言葉。
すり寄るようにさらに俺に強く絡む百合に俺は持ちそうになかった。
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