第4話 心の支え
夕方六時。
部屋の真ん中に座り、iPadを開く私……の視界の中をウロチョロする、害悪三歳児こといーくん。
いーくん「翠ちゃん!!なんで君は、大事な用事の準備をしないといけない今日も普通にカクヨムをやっているのかなっ!?」
ふむ。思っていたよりも、もっともな意見を言いに出てきたらしい。
私「いーくん、落ち着いて少し考えて欲しい。私はまだカクヨムを始めて七ヶ月程度の若輩者だが、私にとって現在、カクヨムは心の支えと言っても過言ではない存在となっていると思うんだ」
もはや、生きる意味にも近い気がする。
いーくん「……まぁ、確かにカクヨムをするようになってから精神状態は比較的安定してるね。依存先が、カクヨムに移っただけという見方も出来るけど」
私「まぁまぁ、その辺りは置いといてだね」
都合の悪い事には、気付かなくていいんだよ。
実際に、カクヨムで小説を投稿するおかげで、ここに二年くらいで悪化した衝動も、誰にも知られないままに出来ているわけだし。
私「ともかく、明日私がベストな結果を出す為にも、これは必要な作業なんだよ。
だから邪魔しないで」
いーくん「でも、そのせいで明日の結果が悪かったらマズイんじゃない?」
私「……よーし、準備するかぁ!!」
いーくん「……」
忙しい時期に限り、何故かいーくんがしっかりします……何故だ。
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