魔物が暴れ回っている世界に転生させられたけど俺のスキル【秩序】が最強すぎる!よってこの世界で俺は無双します。

ぞーすい

第1話 転生

 俺の人生は短いものだった。

特段何かすごいことをしたわけでもなく、ただ平凡な生活を送っていた。

別にこの生活が嫌だったわけでもないし望んでこうなったわけでもない。

むしろどちらかというと比較的幸せな部類に入ると思う。

だが,色々とやり残したこともある


 まあ、今になってから後悔しても遅いんだけど。

俺は2008年に生まれて5歳で両親を亡くした。それからは親戚の家に引き取ってもらい安定した生活を送っていた。

そして昨日、高校入学をし、今日から学校が始まるはずだったのだがその行きで事件は起きた。俺は交通事故に遭った。


 そして目を開けた時、見えてきたのは病院の天井ではなく石造りの教会の中でした。

 

 そこで言い渡されたのは意外な言葉だった。


『エレル・スカーンのスキルは【整理整頓】である!』


 は?何を言っているんだこのおじさんは。

俺の前には白い装束に身を包んだおじさんがいる。

そして心なしか俺は体が小さくなっている気がする。


『これはゴミスキルじゃな。ほれ、こんなゴミさっさと転送しろ。』


「は?ちょい待てぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


 はい、見事『死ぬ』→『転生』→『ゴミ判定』→『転送させられる』とかいう鬼畜コースを渡ってきました。

どうも、三島霞ことライン・スカーンです。

正直こっからどうすればわかりません。


「とりあえずスキルを確認してみるかぁ。」


ん?冷静すぎやしないかだって?

安心して。

俺転生2回目だから。

この世界のそしてこの世界は俺が2個前に住んでいたいた世界。

つまり戻ってきたわけだ。

前回は魔物に殺されてしまったけれど今回は必ず生き続けてやる!


 というわけで早速スキルを確認してみる。

感想は、、、

「あー、結構使い勝手が悪いかもな。」


【整理整頓】

あらゆるものを整えることができる。※しかしお互いの契約を経てからのみ。



「ってことは生きてないものには何もできないのかぁ。ん?待てよ、確か俺が元々持ってたスキルってカンストしてたよな?」


 俺は前の転生の時にスキルを受け継ぐことができるスキル【ループ】を手に入れていた。

そして俺の1番最初に手に入れたのスキルは【攻防】である。

そしてそのスキルをカンストさせて【ニンゲン】ってスキルにしていた。


 なら、おれ今それも使えるし最強なんじゃね?

試しに近くの木に向けて炎魔法を打ってみる。

案の定クレーターが2、3kmできた。


「っしゃぁぁぁ!今度こそ安定した生活を送ってやるぜぇぇぇぇ!」

とは言ったものの1個前の世界での生活で俺は心を入れ替え、戦闘狂から凡人に変わったのだ。

なので心にこう誓う。

『なるべく穏便にことを済ませよう』と。


 俺はその後周辺を飛んで周ってみたが異変にすぐに気づいた。

「なんかこの世界魔物のレベル高すぎない?」

ざっと見ただけでも神獣が3体もいたよ!?

なんでそんな強いのがいるわけ!?


 しかし話してみる価値はあるだろうと思い1体神獣がいる火山地帯へと向かうことにしたのだった。

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