第22話
「ねぇ翼、お店に戻ったら一緒に結婚報告しようか」
今度は私から仕掛けた
「いいね~みんな面白い顔しそう。ってか酔っ払いに報告しても明日には忘れられてそうじゃない?」
すかさず翼も乗っかってくる
「そのときは結婚式の招待状届いたタイミングでもう一度びっくりしてもらえばいいよ」
「それもそうか。くる結婚式いつの予定?俺の入籍と被らなければ出席してあげる」
「6月だよ。しょうがないから翼にも招待状用意してあげるね。来てくれるならご祝儀いっぱい出してもらわないと」
「え、嘘、もしかして俺からもふんだくるつもり?」
「招待する以上出すもの出してくださぁい」
「とんっでもない女だな。達也先輩、決断早まったんじゃないの~」
「翼こそ失礼すぎじゃない?こんな男と結婚する女の子ってどんな子よ。後で写真みせてね」
「くるより可愛くて凹ませそうだから遠慮しておく」
「わかった、凹まないから見せてよ。私だけ相手知られてるの不公平じゃない!」
「いや本音そこかよ」
間をおかない掛け合いは席に戻るまで途切れることはなかった
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