第15話 そして夏が来る

死んだ。


















                                   〜完〜

















というのは冗談でなくてもなくてもなくて、精神が死んだ。ほんとに来たのだ。妹が。女子に少し触れるだけで、その日は説教。ご飯もあまり食べさせてくれなかった。


おかげでこの2日間が女性恐怖症になりかけた。

……が、強敵がいた。

「ワタシオトコナノデ、イイデスヨネ?」


そう、一条がいたのだ。


忘れてしまった人のためにもう一度言う。このジャック・セントリア・一条は、男である。女装して、柏木に好意を寄せている。


……ここまで見ると変態に思えてきたな?

まあそれは置いといて、男子だから妹センサも反応せず、無事やり過ごせたのである。



その結果、一条と仲良くなった(?)。




「「「むうううううう」」」

「「「まあまあ」」」


となだめるクラスの人達+橘海音


頬を膨らませているのはクラスの学級長と陰キャ女子+橘美玲であった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現状の柏木はどうでも良くて、妹ちゃんはと言うと、





「・・・死にたい」







落ち込んでしまった。

原因は、兄に嫌われてしまったかもしれないこと。最近兄に対して猛アピールはしてきたが、なかなか反応せず(そして効果も出ず)、ストレスが募っていった。そんな時に、転校生騒動が起きたため、ストレス発散兼兄への『こっち向いてよ』サインであった。


しかし、『そんなことをしてしまったら、兄に嫌われるよ?』と友だちに言われ、撃沈。そして今に至るということである。


(どうしてお兄ちゃんは、この気持ちがわからないんだろう?こんなにも好きなのに。ああ好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好kisukisuki……(以下省略))

とまあ、ヤンデレ方向に向かっていることは定かである。


そんなこんなで、いよいよ夏に向かっていくのである!?



(P.S)

「なんで先輩かまってくれないんですか(怒)」

「「「「「ほんとだよ(怒)」」」」」


「来るなああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

と追いかけられたのは後日談。――このハーレム野郎が。◯ね!!(神の声?)


「スミマセン!!」

「「「「「「誰に謝ってるの?(怒)」」」」」」


「ひいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

スミマセン。急に終わらせてしまって。夏編を早く書きたかったので、こうしました。

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