7月〜夏休み

第16話 勉強会 in 図書館(初?)

ラブコメの本場、ついに夏が来た!!


……と思えるのはごく数人である(と思う)。

だって...

「暑い...」

灼熱地獄である。やはり最近は地球温暖化やらなんたらで、気温が上がっている。

そんな時に気分なんてのるか!!と思う。


「先輩!!外で遊びましょ!!」

出た!!運動部!!陰キャ&文化部の敵!!(なのか?)


「今軽くディスりましたよね?」

「い、いや何の話だ?」

「あー!目そらしましたね!!罰です!!」

「じゃあな!!」


「可愛い後輩を置いていくなんて最低ですううううううううう!!」

怖っ!!

いつものように逃げる毎日。それが夏でできるはずではなく、


「(バタン)」

「ちょ!?先輩どうしたんすか!?」

「………あ、」


「『あ』?」

「アイルビーバック...(バタン)」

こうして、熱中症にやられたとさ。

「先輩、何しているんすか??」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてさて、お戯れは程々にして、今は夏に入る時期である。入る時期といえば!!


「試験なんだよな〜〜(気分↘)」

そう、試験である。というかテストである。


数々の青春野郎が迎えたテスト。彼女達とイチャコラしながら何故か高得点を取る謎のシーン。……爆発しろ!!◯ね!!


「彼女作ると受験に良い効果ができるとか言うけど、周りの奴らは最悪だろ...」

少しは人の気持ちを考えてほしいものである。


下校中、中学生のカップルが目の前でイチャコラしていて、その前を通らないといけない。

もちろん通るのは彼女いない歴=年齢の人だが?そんな屈辱に、爆ぜろと思わないのだろうか。はあ〜、ボッチ飯より辛え...いっそ死んだほうがマシと思える。


まあ、俺には友がいるからな!!

「お〜い、泰斗!!零!!一緒に勉強しようぜ!!」


「「悪いけどパス」」

「なんで!?」

「お前といると、何か首元がヒヤヒヤするんだよ」

「わかる」


「俺は死神じゃない!!」

なんだよ!!首がヒヤヒヤするって!!俺は疫病神か!?くそっ!!


「ねえ柏木くん」

「ん?」


俺の眼の前には、陰キャ女子と我らが学級長!!

「ね、ねえ。一緒に勉強しよ?」


「おっしゃ!!」

初だ!!初だ!!女子との勉強!!……いや、小学校でなんかあった気がする。

まあ置いといて


「わかった!!図書室でいいな?」

「うん!!」

「ちなみに私もいるからね」


「げえっ」

「何よ!!『げえっ』って!!」

「イエイエナンデモアリマセンスミマセンデシタワタシガマチガッテオリマシタモウシワケアリマセンデシタ」


ということで、始めるぞ!!勉強会!!


「……キモっ」

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