第16話
麻也に蹴られ、叩かれしながらも元気に言い放つ竜希さん。
しかし
………アレ??
や「コレだ。コレ」
あたしが首を傾げたのを見て、八雲さんが助け船を出してくれた。
トントンと八雲さんが胸元にあるソレをつつく。
「ああっ!!」
「わからんて……」
ガクーッと項垂れる竜希さんにそれを見て、笑う桂。
そんな竜希さんにトドメの一発を繰り出そうとする麻也に必死に止めに入る蓮くん。
うん。
通常運転だ。
ちょっと…ちょっとだけ呆れて皆を見ながら、あたしは普段服のしたに隠れてるソレを取り出した。
太陽の光を受けて、輝く白いホイッスル。
白だからこそ、より目立つ黒の"黒豹"のマーク。
「特注の白いホイッスル」
「小さな女の子…」
「最近入ったメンバー」
女の子達がザワザワと、ホイッスルを凝視してる。
その視線は様々。
嫉妬、憧れ、妬み、羨望
強い感情。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます