｢｢｢チビ姫｣｣｣

女の子達の声が揃った。

(゜.゜)え？

何故にその名をーーー!?

桂｢結構もう知られてんぞ｣

ハ｢お？｣

蓮｢"黒豹"に入れた、奇特な女｣

ハ｢奇特だと!?｣

てか、奇特って何!?

桂と蓮くんが左右から解説してくれるもんだから、その度にあたしはそっちへ顔を向け、忙しない。

麻｢まぁ、"チビ姫"はあんま外に出なかったから、顔を知らないヤツは多いな｣

確かに、"シャーウッド"の仕事覚えるのに、手一杯だったし。

竜｢コイツが正真正銘の"チビ姫"だ、"黒豹"の立派な一員で…」

桂｢生意気で…」

あ"!?

麻｢頭悪くて…」

…まぁ、そうですけど!!

蓮｢いつも一生懸命で｣

蓮くん!!

や｢可愛い、可愛い｣

う///

全｢｢｢｢｢俺らの大事な家族だ｣｣｣｣｣

ハ｢ッッッ!?｣

迷いなく言われた言葉たち。

嬉しすぎて、泣き出す一歩手前で顔を歪めれば、ふんわりと優しく微笑む八雲さんと目が合った。

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