第17話 聖女のおっぱいが目の前に

「ら、ラフィーナ……っ! どうしてここに?」


 ラフィーナが、大浴場にいた。

 しかも、裸で——


「グラストさんに、ゴブリンから助けてくれてたお礼をしたくて」

「いや、しかし……」


 お湯に濡れたタオルが、ラフィーナの身体にぴったりと貼り付いている。

 大きすぎるおっぱいの突起が浮き出ているし、丸くて白い尻がタオルから半分見えている。

 エロい身体すぎるだろ……


「ふふ。お背中を流せてください!」


 にっこり優しく笑うラフィーナ。

 泡立てたタオルを持って、俺に近づいてくる。


「さあ、お座りください。しっかりお礼させていただきますね♡」


 俺は座らせられると、ラフィーナが俺の背中を流し始める。 

 

「はい。お流ししますね〜〜!」 

「……!」


 ふにょん、ふにょんっ!

 背中に柔らかいものが当たる……!

 これは……おっぱい⁈


「気持ちいいですか? グラストさん?」

「ああ……気持ちいいよ」


 別の意味ですごく気持ちいい。

 おっぱいが当たりまくって、俺の勇者が反応しそうになって……

 

「あ、こっちも洗っておかないといけませんね♡」


 するりとラフィーナの手が俺の腰の前に回る。

 そこから下のほうへラフィーナの手が行って——


「……っ!!」


 ちょっと待ってくれ。

 今、ラフィーナの手が俺の勇者に触れている。

 小刻みに泡だらけのタオルが擦れた。

 

「ちゃんと洗っておかないといけませんね〜〜」


 優しく触れられる俺の股間。

 そして後ろから当たりまくるおっぱい。

 これは、もう……


「はい! 洗い終わりました。ゆっくりお湯に浸かってくださいね」


 やばかった。

 あと少しでも密着状態が続いていたら、俺の勇者が大変なことになっていた。

 なんとか生理現象を抑えられたのは、奇跡に近い。


 俺は立ち上がって、浴槽に入ろうとすると——


「きゃ……っ!」

「うわぁ……!」


 ラフィーナが足を滑らせる。

 近くにいた俺に覆い被さって、二人で倒れた。


「っ! ご、ごめんなさいっ! グラストさん!」

「ぐ……あっ!」


 俺の目の前に、おっぱいがある。

 鮮やかな桃色の乳首が、そのまま見える。

 横に、ラフィーナがつけていたタオルが落ちていた。


 つまり——

 生まれたままの姿のラフィーナと、俺は身体を重ねているわけだ。


「きゃあ……っ!」

「ぶっ!」


 立ち上がろうとしたラフィーナが、再び足を滑らせて俺を下敷きにする。


 ぶにゅう……っ!

 ラフィーナの柔らかな双丘が、俺の顔を優しく潰す。

 すげえいい感触で……

 

「ごめんなさい! すぐどきますね!」


 やっと立ち上がったラフィーナを、俺は下から見上げる形になった。

 ラフィーナの一糸纏わぬ姿が、ラフィーナのすべてが見えてしまう。

 たわわに実ったおっぱい、丸くて弾力のありそうな尻。そして正面にある、少女のような可憐な花びら——

 人形のように完璧なプロポーションだ。


「やっ……! 本当にごめんなさいっ! あたしの粗末な身体を見せてしまって……」


 顔をさっと赤くして、ラフィーナが恥ずかしがる。


「いや、そんなことないよ。すごくキレイだ……」

「あ、ありがとうございます……! グラストさんに言われると、すごく嬉しいです……」


 と、ラフィーナがそう言った時、


「……!」


 ラフィーナは俺に抱きついて、キスをしてきた。

 柔らかな唇が、強く重なる。


「グラストさん、グラストさん……っ!」


 ラフィーナの舌が、俺の口を犯してくる。

 甘い味のする熱い唾液が、とろとろと口の中へ。


「はぁ、はぁはぁ……グラストさんっ!」


 さらに強く、がっちりと俺を掴むラフィーナ。

 恍惚とした表情で、俺を貪欲に求めてくる。

 吸い付くような滑らかな肌が、俺に貼り付く。

 むせかえるような、強烈な女の色香が鼻をついた。


「ちょっと……! ラフィーナさんっ!」


 このままだと俺も我慢できなくなる。

 俺はとっさにラフィーナの身体を離した。


「はぁはぁ……ごめんなさい。わたし、我慢できなくなってしまいました……」


 ラフィーナの熱い視線が、俺のそそり立つ勇者に——



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