楽しむGWと5月

第23話 GW 1日目 予定作成

今日からゴールデンウィーク、去年までは出かけることができなかったが今年からは外に出れるからいっぱい思い出を作るぞ…と言っても今のところ何か予定があるわけでない。暇だなー。


「未来くーんちょっと来てくれるー」


お母さんに呼ばれているので向かう。行くとお母さんと伊吹山さん、鬼頭院さんが座っている。


「どうしたの?みんな集まって」

「せっかくゴールデンウィークだしどこか行こうと思って。未来くんはどこか行きたい所とかある?」


行きたいところか…今までゴールデンウィークどこにもいっていなかったしなー。どこか行きたい場所か…あっそれなら、


「行けるなら動物園か水族館に行きたいかも」

「動物園と水族館ね〜…せっかくだし両方行こうかしら。他にも行きたいところはある?」

「強いていうなら遊園地ぐらい」

「遊園地ねわかったわ、伊吹山さん鬼頭院さん3回要請することはできるかしら?」

「ここらの地域なら3回なら申請は可能だと思います。私から要請しておきます」


そお言い伊吹山さんは電話をかけながら席をたち奥の部屋に行った。何の要請だろうか?

それにしても平日も休むため3カ所に1日使っても9連休のうち6日は残る、いやー長期連休は長く感じるね。6日間は何をしようだろうか、少なくとも1日は杏奈ちゃんと遊ぶことになるだろう。まぁ普通に楽しいからいいけど。

あと暇なら今までやっていないもに挑戦したいし、全日だらけるわかにもいかないから運動もしたいな…せっかく暇なら鬼頭院さんと伊吹山さんに武術を学べないかお願いしてみるか。前々からやってみたかったし。

伊吹山さんが戻ってくる。


「宵崎様3回とも要請することができました」

「そうわざわざありがとね」

「いえこれも私たちの仕事ですので」


そおお母さんと会話をして伊吹山さんは座る。何の話をしていたのか気になるので聞いてみる。


「伊吹山さんは何してたの?」

「私は男性警護官の応援の要請をしていました」

「男性警護官の要請?2人がいるのに必要なの?」

「はい、私たちも万全を期すつもりなのですが公園と違い、動物園、水族館、遊園地は広く人が多くいます。私たちが気にかけれるのは未来様の周囲だけで離れたところは確認することができません。そこで危険物を持った人物いたとしてもすぐに気付いたり、男性がいる状態でもテロなどの無差別攻撃が行われても速やかに制圧できるためです。これは男性が外出するときのには基本的に推奨される行いで、ここらの地域の男性で外出をする人がいないようです」

「そんなことしてるんだ…男性警護官がたくさんいたらそこに男性がいるってバレないの?」

「そこは大丈夫です。基本的に男性警護官の動きは秘匿されていて、応援に来る人たちは私服で来るので強さがわかるような人がこなければ男性警護官がたくさんいてもバレません」

「そうなんだ」


男性が出かけるたびに大規模に警護するって大変だな。推奨されているということは過去に何か事件があったのだろうか?別にD級の男性警護官に仕事を与えるという意味もあるのか。


「伊吹山さん、鬼頭院さん一つやりたいことがあるけどいいかな?」

「何だ(でしょうか)?」

「もしよかったら武道を何か教えて欲しいんだけどいいかな?」

「無理だ(ですね)」

「あやっぱ、何となくそんな気はしてた。一応理由を聞いても?」

「そもそも武道は危険だから、宵崎様の許可が必要となる。たぶんだがマスターがやりたいっていえば許可を出すだろう。問題はそこじゃない短期間で覚えようとするにはかなり質の高い教え方をしないといけない、そんなのは私たち2人とも無理だ」

「そうですね、他にも理由としては中途半端に習って意識だけを刈り取るつもりで技をしても誤って殺してしまうかもしれません。なので中途半端に終える可能性があるためできません。できるとしたら受け身の取り方ぐらいですね。それと個人的に私たちは危険なことを未来様にさせたくないので」

「2人ともありがと、でもどうしても家でグータラしているだけは嫌なんだ…受け身だけでもいいからやらせてくれないだろうか」

「…わかりました、できるように手配はしておきます」

「本当にありがと」


こうして受け身の練習が予定に入った。それにしてどこも前世で行った記憶はあるが転生してから行っていない、初めてのお出かけだ。まぁ楽しみに待つか。


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なんで12月に季節外れのGWの物語を書いているんだ?

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