第9話 これから 1

リビングに連れて行きソファーに座る。杏奈ちゃんはまだ抱きついている。


「そういえば、永遠って未来くんを幼稚園に行かせるの渋ってたけど、結局どうなったの?」

「ああそれならさっき決まったわ。未来くん警護を強化することにしたわ」

「みーくん、よーちえんにこれるの!」

「うん4月から行けるよ」


僕が幼稚園に来れると聞いて杏奈ちゃんが嬉しそな顔しそうな顔をしていたがだんだん悲しそうな顔になってきた。


「みーくんがみんなとおともだちになったら、わたしといれるじかんへっちゃう」

「大丈夫だよ、家に帰えれば一緒に遊べるから一緒にいれるよ」

「うん、いっしょにあそぼうね」


だんだん笑顔となって、さらに抱きついていくる。そんな杏奈ちゃの頭を撫でる。視線を感じて見ると、先ほどと同じように温かい目で見られている。


「ラブラブね」


顔が熱くなってくる。嫌ではないけど見られるのは恥ずかしい。

しばらく雑談んしていると。


「そういえば永遠、もし警護が増えるなら未来くんも外に出ても大丈夫なんじゃない?」

「そうね…S級警護が増えるなら旅行に行けるわ」


外に出れるのか、なんだかんだいって生まれてからこの家からどこにも行ったことがない。多分、貞操逆転世界だからからなのか、この家の方針どっちかだろう。


「2人はどこか行きたいとこあるかしら、全国どこでもわ」

「ぜんこくどこでもいけるの?じゃぁアメリカいきたい」

「杏奈ちゃん全国は国じゃなくて都道府県のことね」

「うーん…楽しいところに行きたい」

「みーくんのとなりにいたい」

「杏奈ちゃんは常にいけるし、未来くんの楽しいところね〜楽しいところ……」

「東京アルカナリゾートはどうシャル?そこなら警備も厳重で安心して遊べるわ」

「確かにそうね、じゃあ東京アルカナリゾートに行こうかしら」


東京アルカナリゾートか、前世の浦安市にあるアミューズメントパークのこの世界版だろうか?お母さんが安心するってことはかなり警備後いいのだろう。東京方面に行くということは東京観光もするのだろうか?


「東京観光も行けるの?」

「う〜ん、もしS級の人が警護につけるのならいけるね。行けるか行けないかは、未来くん次第」


首都でも危険なのか、ものすごい男って貴重なんだな。伊吹山さんが戻ってきた、


「宵崎様さきほど、S級本人に伺ったところ明日会いにきてほしいとのことです」

「明日ねわかったは」


明日か、S級ってどんな人なんだろう。筋肉ムキムキの人なんだろうか?そのまま雑談を続けた。

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