幼稚園
第8話 2年後
あれから2年経った宵崎家では特に変化したことはなかった。一回も外に出ることなく毎日家でお母さんと伊吹山さん達と楽しく過ごしている。
一番変わったとしたら隣のシャルさんの家だろう、なんと家族が1人増えた。アリシア・クリスティーナ、シャルさんの血を濃く受け継いでいる金髪の女の子だ。そして今は、お母さんと1ヶ月先のことについて話している。
「やっぱり行くのやめにしない、未来くん。外はとっても危険よ」
「お母さん、来月から杏奈ちゃんが通っている幼稚園に僕は行きたいの、それに大丈夫だよ、それに伊吹山さんもいるし。どっちにしろ2年後には小学校に通うんだし」
「それはそうだけど」
お母さんは不安そうな顔をして悩んでいる。お母さんが不安な顔をするのも無理もない、なんせこの世界では男の子はみんな小学校から通い始めるからだ。実際男の子が幼稚園から通い始めた例は、数年前の1件だけだ。
当時は男の子が幼稚園に行くという人が1人もいない前例がない状態で、どうやって通わせるの考えるのがかなり大変だったらしい。一応数年前の前例があったものの、突然のため準備が必要ということで年中から入るように言われている。
悩んでいる、お母さんを見かねて一通り家事を終えた伊吹山さんが手作りのクッキーを持ってやってきた、
「宵崎様はなにが不安なんでしょうか?」
「まぁ何が不安か言われたらたくさんあるけど、一番は未来くんの身の安全かなぁ〜。伊吹山さんもそう思わない?」
「未来様の安全を私が全ての危険から守ります…と言いたいところですが私も限界がありますので、絶対の安全は難しいです。」
2人とも唸っているがそんなに外は危険なのだろうか、質問してみる。
「そんなに外って危険なの?」
「はい、未来様が男性の子供といった都合上、誘拐のターゲットにされる可能性が非常に高いのです。基本的に、数年前のとても身麗しい男性は、幼少のころから女装の練習をしていて、変装をしないで外を歩かなかったようです」
そっか、僕女装の練習しないといけないのか。…身の安全が不安で
「じゃぁ伊吹山さんと同じくらいの実力の人に守ってもらえればお母さんも安心しない?」
「まぁ安心できるけど、誰か伊吹山さんに近い実力で紹介できる人はいるかしら?」
「私とに近い人ですか……1人います。実力は私以上でランクSの男性警護官なら紹介できます…しかし彼女は主人を選びます、未来様と彼女一対一で話してもらう必要があります。」
「それなら一回話してみるよその人と」
「一対一で話すのは不安だけど未来くんがいいっていうなら」
「わかりました」
そんなことを話していると。
ピンッポーン
「未来くん開けてきてくれる、お茶用意しとくから」
「わかった」
そうして玄関に歩いていく、誰がいるのかわかるのでそのまま扉を開ける、見慣れた顔の3人。
「ようこそ、シャルさん」
「ありがと、扉を開けてくれて」
「……」
ニコニコ微笑みアリシアちゃんを抱えたシャルさん。そして、無言で近づいてきて抱きつく杏奈ちゃん…
「みーくんにはぐするとおちつく」
と耳元でつぶやかれ、ロリコンじゃないはずなに体に精神年齢が引っ張られてか少しゾクゾクする…
シャルさんの方を見ると温かな眼差しでこちらを見ている。そして3人を連れてリビングに連れて行く。
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文がうまく繋がらい。本日2作目
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