第28話
彼を見付けた瞬間、悠誠は自分が何を言っているのか分からなくなっていた
とりあえず 彼に会えた
同じ学園にこれから3年間通える そう思ったら動悸が激しくなって、訳も分からず代表挨拶が終わった
そして彼の事を想い、考えていたら入学式が終わっていた
そのまま、自分がこれから所属するクラスに入って席を確認して座る
悠誠の周りはまだ誰も来ていなかった
彼以外とは馴れ合う気はさらさらなかったので鞄の中から本を取り出して読む
ページを捲り、本を読んでいたら左隣の席の椅子を誰かが引いた
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