第3話
そんな事をぼんやりと思っていれば、右上から聞き覚えのない声がした
何処か、威厳のある若い男性のものだと無意識下に認識していた
「…やぁ、こんにちは瀬戸 雄真(セト ユウマ)くん
私は神様だよ」
その声がした方を見ると、そこには金髪碧眼の背中に一対の翼らしきものを生やした(?)頭がとても残念そうなイケメン様がいらっしゃった
そして、己れを神様だとかちょっと訳の分からない(というか、解りたくない)事をおっしゃった自称神様は、浮いていた
とは言っても、 僕 より少し高い所から見下ろしてきていたからそう認識しただけなのだが
………ていうか何故この人は 僕 の名前知ってるの?
……ストーカーさん…?
心の中でそんな事を思った
訝しげに自称神様の見ると、いつの間にか心に凄い大ダメージを受けていた
「………あ、あの……
私、 “自称” じゃなくて本当に神様なんですけど…
それに、君の名前を知っているのは神様だからです!!」
最初は弱々しく喋っていたが、最後の 神様だからです!! と言った時は
どーだ! 私偉いでしょ!!
とでも言いた気にえっへん と、胸を張って言いやがった
ぶっちゃけ、そこにイラッ とした
「………えっと、(自称)神様(とか言っちゃってる変態さん)は何故こんな所に僕を…?」
心の声が表に出ない様に気をつけて自称神様とやらに尋ねる
「!!!
………そ、それは……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます