第2話
ふと、突然に それは唐突に目が開く
最初はぼんやりと
だが次第にどんどんとクリアになっていく視界
そして、最初に 僕 の目に映ったのは見覚えのある自室の天井
ではなく、全くもって見覚えのない、驚くくらい真っ白な天井
とりあえず周囲の状況確認をしようと上半身を起き上がらせ、周りを見渡す
前後上下左右、何処を見ても 僕 の瞳に映るのはいくら見渡しても距離感の掴めない真っ白な空間
目を凝らし、出来るだけ遠くまで注意深く見るが、白以外何も視認出来るものがなかった
不思議な所だ… と、意外と冷静に思考に耽る(フケル)
こんなにも何もないと、本当に自分は座っているのか、実は空中に浮いていたりするのかすら、分からなくなってしまう
周囲の確認は一応出来たので、はて? と、考える
何故、 僕 はこんな所で寝ていたのか?
どうして(もしくはどうやって)、此処へ来たのか?
僕 は記憶を総動員して最近の記憶を探る
今日は………
そうだ、 僕 は中学を卒業して、(腐れた意味で腐女子や腐男子にも)かの有名な “あの” 聖蘭男子学園に後、3日で入寮して、その翌日に入学式を控えていた腐男子である
今日は特に予定もなかったので、居間のソファで贅沢にも惰眠を貪っていたはずだ
そこまで思い起こして、
これは夢の中か… と、なんとなく納得した
変な夢を見てしまったものだ と、 僕 はクスリと笑った
何故か、ちょっと面白く思った
そう思ってしまえば、小さく笑みが溢れてしまったのだ
だが、どうせ夢ならばもっと面白い夢が良かった とも思う
例えばBL的なものとか、BL的なものとか、BL的なものとか、BL的なものとか………
うん
ちょっと自重しよう
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