第18話、修行の後の話し合い
それから俺は健くんの賠償金を稼ぐために多くの魔物たちの素材を集めまくりかなり集めたところで時間も時間なので拠点に戻っていた。
いや〜、これで少しでもお金を賄えたら良いなと思いながら帰っていると何か拠点に知らない人がいるなと気配を察知した。
まあ、感じたところ女性でしかも少女らしいので気にせずに戻るとまるで待ち構えていた獲物のような顔でこちらを見つめていた。
俺の命を狙っているなら殺気が出ていないと可笑しいだけど間違いなく獲物を狙っているような顔と目である。
何を狙っているのか・・・もしかしてこの魔物たちの素材を狙っているのか!それならば殺意などなくてもこのような目になるな。
どんな理由があるのかは分からないが今回ばかりはあげることはできないので諦めてもらうしかないなと考えながら中に入るとその少女が俺に対して話しかけてきた。
「おじ様、どうも始めまして私は織田百合といいます。いきなりですけどおじ様、私と婚約していただけないでしょうか」
うん?何かおかしなことを言わなかったかこの美少女はと思いながらもしかしたら歳をとって聞き間違いかもしれない、いやそうに違いないとして改めてもう一度だけ口に出しても良いかなと聞くとその美少女はとても危ない顔をして答えたくれた。
「はい!結婚を前提に付き合って今夜からでもピーーーとかピーーーとかもし宜しければピーーーでも私は構いませんから」
「おいーー!!完全に放送事故になりそうな単語を平気でこの子話してくるのですけど!?落ち着いて君の発言が配信という形で世間にバレてしまうから」
「なら余計に進歩させる必要がありますね、せめてこの場はキスだけでも済ませておきましょう」
この子に精神病院を連れていきたい!お金はこちらが支払うからお願いだから落ち着いてと必死に言っていると健くんがついでに年齢はと尋ねると13歳になりましたと百合ちゃんは答えた。
13歳でそんな凶悪な胸を持っているの!?それを聞いて美恵ちゃんや鈴谷ちゃん達が唖然としているよ。
と言うか昨年まで小学生じゃないか、いくら何でもこれに手を出したら大将に殺されるぐらいは理解をしているから絶対に手を出すつもりはない。
取り敢えず今から家に返すのも遅いので仕方がないので今夜は泊めてあげる事にした。するとこれで堂々と夜這いする事ができると言ってきたので鈴谷ちゃんに寝る時は監視をお願いすることにした。
何が悲しくてこんな目に遭わないとならないのだ!でも健くんから見た目を女性みたいにされたからと言われたら何も言い返す自信などないのですけど。
ともかくあの頭がおかしい美少女は鈴谷ちゃん達に任せておいて俺は料理でも作りますかと台所に向かうとおじ様の手料理が食べられるハァハァと興奮していた。
早くこの子の家族にこの美少女をグリーングオフをしたいですけど!?返品ものだろ、こんなに見た目は最高なのに中身がド変態過ぎるだろ。
もう少し隠せ!出来ればもっと俺に興味を持っていない感じにしてくれ。そうなれば後、2年後には美味しく頂けるのに。
そんな変態美少女と共に一夜を過ごすことになったけど三人が一緒にいるのでそこまで行動には移すこともなく平和にしていた。
それにしても先程から嫌な予感がしているのは気のせいだろうか、この場にいるあの子からももちろんの事だけど嫌な予感はしているがそれよりも大きな何か迫ってきているような感じがする。
昔から大将から鍛冶と野性的な勘は優れていると評価を貰っているだけに何か不気味を感じていた。もしかしたらそれなりにやばいのが来ているかもしれないと感じていた。
その時に料理も終えてからテレビを受けて何かニュースでヒントがあるかも知れないと感じてつけた。
テレビをしっかりと受信するのに手間がかかったけどやっておいて良かったと思いながらつけるとテレビでは池袋でとある中継をしていた。
それは乱闘を中継している様であったが俺はすぐにあるものに気がついた。
違う、あれは乱闘ではない!あれは他の世界でも見たことがある・・・・吸血鬼ウィルスと呼ばれているC1ウィルス・・・これに感染した者は数時間の内に心肺停止になりそしてゾンビみたいに蘇って他の人にも襲うようになるのだ。
この世界にも高等・・・いや、始祖吸血鬼クラスがいたのか。このままでは日本はお終いだ!
俺はすぐに用事が出来たから出かけてくると伝えるとすぐに戻って来るのですかと聞かれたのでそのつもりだと伝えてからテレビよりもゲームでもして待っていてくれとおそらくあともう少しで地獄のような光景になるのでテレビを変えるように言って飛び出して走り出した。
その間にもテレパシーで他の世界にいる同僚たちに通信をしていた。
(鷹!鯱!聞こえているか、今から簡単に説明をする。俺が住んでいる世界でc1ウィルスが大勢発症した。このままでは数日の内に日本は終わってしまう、持てるだけの戦力を連れてきてくれ、場所は日本の東京都、池袋という場所だ)
(この前にその世界に来たばかり・・・え!?C1ウィルスだってそれは本当なのか鷲!!)
(冗談でもこんなことは言わないよ!俺一人では流石に無理だから応援を頼む!池袋と言えばかなりの人数がいる事が予測されるからな)
(ならこの鯱は多くの部下を引き連れて向かうからそれまでは何とか一人で頑張ってくれ鷲!)
(無論、そのつもりだ!頼むよ。鷹に鯱!)
そう言いながら俺は多摩川ダンジョンを抜けるとすぐに多摩川を跳んで渡り急いで池袋まで車道を使い走り出した。
途中で警察からスピード違反だ!と叫ばれてしまったけど真面目にそんな事を守っていたら大変なことになるから今回ばかりは許してくれと思いながら池袋まで走り抜いた。
池袋まで辿り着くとそこは既にゾンビパンデミックが発生する寸前な状態だった。俺は唖然としている人達を声をかけていいからこの場から逃げろと言いながら俺は感染者の群れに一人突撃をして倒し始めた。
もう数千人の規模はいるかもしれないと感じながら感染者たちをなぎ倒して行くがそれでも倒す数よりも増える数が多く一人では守りきれないかと思いながらも少しでもマシな状況にさせる為にも負けられないと奮戦をしていた。
警察組織が感染者に対して発泡を始めたけど仮にもC1ウィルスはそれなりに強いゾンビになってしまうので拳銃では無理があるとしてせめて自衛隊が到着するまでは避難民を遠くに逃してくださいと伝えても一人の言葉では動いてくれずに警察組織はcC1ウィルスに感染した者たちと対峙していた。
だから拳銃とかでは無理だからと思っていたら更に冒険者たちも魔法とかで応援してきたがその程度の威力では無効にされてしまうのにいい加減に気がついてくれと感じながらも最前線で一人で戦っていた。
早く援軍に来てくれ鷹、鯱と心の中でそう祈りながら孤軍奮闘をして期待できる仲間たちを待ったいるのだった。
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