第15話、さあ!修行の時間だ(前編)
色々と怒られながらもその方が効率がとても良いからと言いながら絶対に守ってあげるからと必死に説得をして俺達は下層のIFフロアの入り口に来ていた。
すると健くんが入り口から既に嫌な感じをしているのですけどと言ってきたけど気にせずに説明を始めた。
「では説明した通りにこれから向かうのは下層のIFフロアになります。ここからは少しばかり危険度が増しますので警戒していきます。それと俺以外の三人は仮面をつけておりますがこれは守備系のステータスを大幅にアップとレベルアップした時に・・・まあ、それはお楽しみに」
そうしながら俺達はIFフロアに繋がる道を進み始めていた。三人は心配そうにしていた中で俺は今日の昼飯は何がいいかなと言いながら進んでいるとコメント欄から緊張感の欠片もないのですけどと言われた。
まあ、確かにここ最近の中では一番危険かもしれないけど俺が若い頃なんてこれから向かう場所とは比較にならない日ほどに危険な場所で戦っていたからなと考えながら進んでいた。
そうして向かった先で広い空間の入り口に強力な結界を発動させてその場で様子を観察をしていた。
すると先程の騒ぎで多く魔物たちが集まってきており中々にレベル上げに適しているなと考えていると3人とも真っ青になりながらこの光景を見て本当にここでレベル上げをするのですかと聞いてきた。
「それは勿論だよ!その為にここまで来たのだから、勿論のこと一番危険な役割は俺がするから安心して安全な場所で待機して」
そう伝えてから俺は計画していた通りに魔物たちのや群れの中に突撃をして殺さないように顔面を往復ビンタをして瀕死にさせてから健くんたちが待機している近くに投げ飛ばしてからその魔物は瀕死にさせたからとどめを刺してねと伝えた。
するといやいや、この化け物を!?と言ってきたけど俺が作り出した武器があるからそれならば倒せると思うからやってみてと言った。
こう見えて鍛冶には自信があり鍛冶だけなら大将と並ぶほどに上手いと言われており性能もかなりのものだと大将から評価を受けているから。
現実にダンジョンでドロップした武器とか防具は俺からすれば全部失敗作に見える。
特にこの前にあげた宝箱の雷龍十文字槍があんなに値段をするとは思いもしなかった。
俺だったら百円でも要らないだって自分が作った武器の方が性能が良いから。
だってあくびをして適当に作り出した武器よりも弱いってそれは終わっているでしょう!
しかもそんな武器が滅茶苦茶に高いって悪質な詐欺だなと改めてインターネットの恐ろしさを味わったよ。
もしかして俺のポンコツな失敗作でも高く売れてしまうのではないかと思ってしまうぐらいだよ。
実は異空間倉庫が失敗作の武器や防具が多くて溢れそうになっているのだ。処理場などないのでどうしようかなと考えていたのでインターネットのオークションでも出してみようかな。
売ればパチンコ代、競馬、競輪代にはなると思うしそれはいい考えかも知れないなと戦いながら考えていた。
無論、その間にも魔物たちを瀕死にさせたから健くんたちの所に投げ飛ばしていた。
そして最初こそは戸惑いながら倒していたけどやはりレベルアップしているのか徐々に余裕が現れてきて一安心と思いながら魔物たちを瀕死にさせるスピードを早めて次から次へと倒して行くのだった。
そうしてお昼頃にはあれ程に居た魔物たちは消えてしまって居なくなっていた。
流石に疲れたかなと思いながら一度、休憩を取ることにした。
それにあの仮面を装備した状態で発生するのはレベルアップした時に追加で魅力が上がるのだけどこれ、前に別の世界で他人で試して見たのだけどそれがかなりの評価と言うか認められてその世界に行き渡ったら・・・女性、全員がグラビアアイドルクラスの美貌となり俺は歓喜をした。
我ながらすごい物を作り出したなと感心をしていたのだけどどこまで変わっているのか、それに男性にも初めて装備をさせてみたけどイケメンになるのか楽しみだなとウキウキしながら健くんたちの所に戻ってきた。
それから3人とも疲れたらしく一度拠点に戻る事にした。その時に仮面を外してもよろしいでしょうかと聞かれたのでどれぐらいになったのか気になるので構わないよと伝えると仮面を脱ぐとそこには・・・絶世の美少女が三人・・・うん?健くんは?
そう考えていると3人ともがお互いの顔を見てえーー!!??と叫んで見ていた。
まあ、ここまで変わったら驚くのも無理もないよなと感じながら見ていると3人とも俺に対して問いかけてきた。
「取り敢えず宜しいですか・・・何がどうなっているのか説明してください、おじさんーー!!」
「まぁまぁ、落ち着いてくれしっかりと説明をするから」
そう伝えてから俺はしっかりと説明を始めた、先程の仮面には追加能力で魅力、つまりは美貌を向上させる追加能力がありそれをやらせて少しでも見た目が良くなれば本人たちも嬉しいかなと思って黙ってサプライズ的にしていたわけだ。
話を終えると山中美恵ちゃんは胸が大きくなったとかつてないほどに喜んでいた。確かに美恵ちゃんは周りから美貌はそれなりにあるけど胸が絶壁だ!と馬鹿にされていたらしいから本人がまるでパチンコで大連チャンしているパチンカスみたいになっていた。
鈴谷ちゃんもかなり綺麗になったから良いですけどと健くんの方を見てみると・・・完全に男の娘になっているなと思っていたらどうしてくれるの、おっさんと言われながら殴られた。
別に悪気はなかったのだ、俺は普通にイケメンになると思っていたからこうなるとは思っていなかったのだと言い訳を必死に伝えながら健くんが気が済むまで殴られるのだった。
間違いなく魔物たちよりもダメージは受けたなと思うのであった。
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