第14話、いざ!下層のIFフロアで修行へ

そうしてお風呂から出た後には特にやることもなく睡眠をしたのであった。



午前四時に俺だけ先に起床して今日の朝ごはんとなる食材の採集に向かった。



うん〜、何が良いかなと下層で歩きながら考えていると下層である現象と遭遇したのである。



それは上層でIFフロアがあった時と同じ現象でもしかしてと思いながら探してみると壁に違和感を感じて破壊するとIFフロアへと繋がる道が現れてこれは美味しい食材を手に入れるチャンスだと感じて入り込んだ。



そうしてその先には巨大なフロアが現れてそこには多くの深層に生息している魔物たちがそこにいて前に話していたエンジェルドラゴンもその場にいた。



これはわざわざ真鶴ダンジョンまで向かわなくても良いじゃんと新しい発見でやったーと喜んでいると魔物たちが一斉に襲いかかってきたのであった。



手間がなくなるから助かると思いながら次から次へと倒していこうと思った時に俺はある事を思いついてしまった。



ここでレベル上げをすればさらに効率が良くなるかも知らないと気がついたのでそう決まれば極力殺さずに食べる奴だけ倒して逃げる事にした。



そうしているとアークウツボを発見して朝ご飯はあれでいいかなと考えて一撃で倒した。その上で野草みたいなやつで名前を忘れてしまった。



確か、土から抜く時に大きな雄叫びをして周りの生物を殺すやつだったけど名前を忘れてしまったな。



確かに普通の人や冒険者たちには危険かもしれないけど滅茶苦茶に栄養価が高いし色んな病の免疫力を上げてくる上に他にも素晴らしい効果があるのでこれに関しては迷いもなく引き抜きをしようとしたがこれで魔物たちが死んでは困るのでその死の雄叫びを俺だけに集中的にする為に魔法を唱えた。



それは対象者を周りの魔法攻撃を全て引き受ける魔法でこれならば魔物たちが死ぬことはないなと安心して抜き始めた。



すると抜くたびに死の雄叫びしてきて朝からうるさいなと思いながら必要な分だけ収穫したのでそれを持って全力疾走して拠点まで走った。



道中で強力な結界を準備していたのでここまで来れないから安心だなと思いながら帰ってから料理をするためにの下準備をしていると昨夜に一緒に料理をしてもいいですかと聞いていた鈴谷ちゃんが目を覚まして部屋から出てきた。



俺が料理の下準備をしているところを見ると慌てながら寝坊して申し訳ありませんと謝ってきたけど別に俺が早く起きただけだから気にしないでほしいと伝えてから鈴谷ちゃんが来たことだし料理を始めますかと行動に移した。



さてと持ってきた料理で良さそうなやつは・・・ポークカーレみたいな奴になるかなと言ってから調理を始めた。



ついでに今回も動画を回しているらしくならば家庭でも使えるように市販で売っているカレーを使って料理を始めた。



ここまですれば誰でもできるようになるだろうと考えていた。



そうもしながら料理をしていると鈴谷ちゃんがそれにしてもこんな食材見たことがないのですけど何処から手に入れて来たのですかと聞かれた。



まあ、実はこの下層でIFフロアが見つかったからそこで朝ごはんの食材を集めてきただけだよと答えた。



すると呆れた顔をしながら流石ですねと言ってからしばらく考えてから恐る恐る俺に対してある質問をしてきたのである。



「おじさま、もしかして修行場をあそこにするつもりなのですか。前の話だとそのIFフロアって一つ下の層になると言っていたような気がするのですけど」



「よく覚えてくれていたね鈴谷ちゃん!その通り、そこには深層クラスの魔物たちがいるから一気にレベル上げにもってこいだ!」



何を言っているのですか!ただえさえ、下層でもかなり怖いのにそれよりも更にやばい深層クラスの魔物ってあんまりですよと言っていた。



「おじさまもそんな事をされたら嫌ですよね、深層グラスの魔物でレベル上げをするなんて」



その言葉を聞いて俺は過去のレベル上げの出来事を思い出し始めていた。



〜回想〜


「ねえねぇ、フェニックスおじちゃん!これからレベル上げする場所は何処なの?」



「そうだね、いきなり死層は厳しいからその上の冥層にしよう。それよりも更に上の層には深層があるけどここだとあんまりレベル上げには向いていないからね。おじちゃんも頑張るから鷲くんと鷹くんも頑張るだよ」



「「は〜い!」」


〜終了〜



うん〜、明らかに俺の過去の方が危険な気がするな。まだレベル1の時に冥層に向かってレベル上げをしていたからそれよりは明らかに優しい設定にしてあげているつもりはあるのになと感じていた。



まあ、いくら何でもあれは大将が非常識なだけであるけど。でも大将の過去の話だと死層には8歳の頃には辿り着いて一人で戦っていたらしい。



それを聞いて唖然と誰にも真似ができませんからと思っていた。まあ、その話を聞いて負けていられないとして副将の二人が挑んで死層を攻略していたけど。



大将もそうだけど副将の二人は人間ですよね!?明らかに人外魔境なのですけどそれにしても相変わらずに副将の二人は片方が死ぬまで競い合っていたなと思いだしていた。



しかし、片方が死ぬと一気に老けてしまったな。まあ、喧嘩は良くするけど仲は良かったかもしれないな。



日本人と中国人の副将・・・と言うか成長して調べをたらうちの大将はどうやって副将の二人を勧誘したのか。



一人は内藤昌豊でこの人は本来は日本の戦国時代にいる人であの甲斐武田氏の家臣で武田四天王の一人で真の副将と呼ばれていた人物である。



そしてもう一人が王平、こちらは古代中国の三国志に登場する蜀漢の武将であの諸葛孔明が亡くなった後も曹魏の侵攻を食い止めた名将だった。



どこで勧誘したのか気になるけどこの二人はマジで強すぎて俺も困っていたな。ついでに俺はどちらかと言うと王平さんが好きかな、色々とお世話をして持っていたし文字もかけないから王平さんに重宝されていたからな。



頼みますから簡単な文章ぐらいは書いてほしかった気がするけどまあ、自分の名前ぐらいしか書けなかったな。



それが原因で内藤昌豊さんにおちょくられて喧嘩を何度もしていたのに。



そう思い出しながら料理を完成させると鈴谷ちゃんが心配そうにやはり考えは変わらないのですかと聞かれたので細心の注意をしていくから君たちも頑張ってと伝えた。



すると鈴谷ちゃんは本当にお願いしますよと言われたので任せておいてと答えるとコメント欄がかなり賑やかになっていた。



コメント

・何か取り敢えず朝から配信するからつけていたけどとんでもない事になってきているな

・もしこれで深層クラスの魔物を撮影できたらそれだけでも歴史的快挙になるぞ

・(なお、これはレベル上げの配信で御座います)

・と言うか川内のおっさん・・・いや、ヘルズドラゴンを一撃で倒せるならもしかしたら本当に深層クラスの魔物を倒せるのか

・ともかく配信を見続けますので頑張ってください




何か盛り上がっているところ申し訳ないけど深層程度でそこまで盛り上がる?普通そこは死層クラスでしょう。



死層なら確かに気持ちは分かるけど深層程度ではなと思ってしまっているけどこれは初心者が多く見られるので本当に知らない人たちばかりだけかもしれないからこれは当たり前の反応かもしれないなと感じていた。



なので説明などしながら配信をすればそれなりに評価がもらえるかもしれないと考えた俺は朝飯を作り終えたので他の二人も呼んで食べながら説明をする事にしたのだった。



カレーが完成して食べながら今日の予定を詳しく話し始めた。



「健くんと美恵ちゃんの二人にはまだ説明をしていなかったから説明をするけど今日の予定は下層で発見したIFフロアでレベル上げをするから頑張っていこう」



すると何を言っているのおっさんはと理解不能の顔になっていた。だから下層のIFフロアでレベル上げをするよと言うと健くんと美恵ちゃんが二人揃ってそれは分かっているけど何でそんな事になったのと怒られた。



そこまで怒らなくても良くない、それにそちらの方が多く経験値を貰えるのだから何も悪くないと思うのにと伝えるとそれは敵の強さが桁違いでなければの話ですと言われるのだった。

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